皆さまお元気ですか？昨日は雨といきなりの寒さでしたが、体調など崩されていませんでしょうか？
今日の中道通りは雨に埃が流され、清々しい空気でした。写真ではうまく出ていませんが、夕方、半月がケヤキの上にかかっていました。
さて、今回も新入荷のお品物をご紹介いたします。
店頭で「探している」とのお声をいただいていた、待望のものが多数入荷いたしました！
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・上 染付たこ唐草文 蓋付き碗 2,500円
（江戸幕末） 径約11cm・高さ約8cm
※完売しました
中 染付たこ唐草文 なます皿 3,800円
（江戸幕末） 径約15.5cm・高さ約6cm
下 染付たこ唐草文 輪花小皿 2,500円
（江戸幕末） 径約10.5cm・高さ約2.5cm
骨董の器のなかでも根強い人気のたこ唐草のものが蓋付き碗、なます皿、小皿、向付と４種入荷いたしました。
「たこ唐草ないですか？」と店頭でもお声を頂戴します……。
探されてい入る方はもちろん、ひとつ揃えてみたい、という方にもおすすめのお品です。
※向付は輪花小皿と一緒にご紹介いたします。
まずは蓋付きのお碗から。
総たこ唐草の絵付けが迫力あります！
蓋の絵付けもきっちりしてます。
たこ唐草はためしによく落書きするのですが、なかなか難しく、上手くいきません。
こちらは小さい渦と大きい渦のバランスが見事です。
内側はシンプルな四方襷文、見込みはかなり簡略化された松竹梅です。
こちらのたこ唐草のもう一つのポイントは「総たこ唐草」になっていることです。
通常、高台のまわりを花びらのような蓮弁（れんべん）文が囲っていることが多いのですが、こちらはそれがありません。
高台部分を巻くように渦が。均等な配置が、熟練の手を思わせます。
お碗のフォルムと好相性の渦です。
蓋部分、おそらく「福」の銘が入っています。
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こちらは使い勝手の良いなます皿。
たこ唐草のお料理映えは抜群に良いので、大変おすすめです。
縁の白さが清潔感を添えます。
外も横へ伸びたたこ唐草です。
高台もしっかりしており、すわりも良いです。
見込みもお碗と同じく松竹梅です。こちらのほうが、簡略化されていないのでわかりやすいですね。
お鍋や煮物の取り分け皿、スープをよそっても楽しい、これからの季節に重宝するなます皿です。
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こちらは小皿です。
上のなます皿より浅めのつくりですが、たこ唐草の描き込みにぬかりはありません。
ちょっと飾っておいても良さそうな、不思議な存在感があります。
他のものより、たこ唐草にやや丸さを感じるのにお気づきでしょうか？
呉須の感じや裏の絵付けの雰囲気もちょっと違いがあります。
江戸幕末としましたが、もう少し前、江戸後期に近い年代のものかもしれません。
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・染付たこ唐草文 向付 3,800円
（江戸幕末） 径約8.5cm・高さ約6cm
最後のたこ唐草のものとして向付をご紹介します。
小鉢がわりにしていただいても楽しい器です。
おおらかに蓮弁文があしらわれた高台まわり。
白磁もつるりと綺麗な白です。
たこ唐草は日本独特の絵柄。
いつ見ても斬新かつ、落ち着きを感じます。
内側は四方襷と松竹梅の、蓋付き碗と同じ構成。
小皿とあわせてカップ＆ソーサーにして。
これでコーヒーを飲むのもお洒落です！
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・紙刷印判 放射文七寸皿 五客組 16,000円
（明治前期） 径約23cm・高さ約3cm
※完売しました
まるでダーツの的のようなお皿のご紹介です。
こちらは五客揃いでのお取扱いです。
放射文、実はよく見るとお花がモチーフになっています。
全体的に、菊のお花を連想しますね。
裏側には３カ所、お花が入っています。
やや見づらいのですが、「山靑」と銘が刻印で入っています。
これは常連の骨董通のお客様曰く香蘭社の前身となる窯元の銘とのこと。
この銘が入っているものは、紙刷印判でも上手のものが多いです。
菊の花というか車輪というか……。
菊と撫子の花が白地に優しく咲いています。その間を菱と蝶のモチーフが繰り返します。
秋の花がこのお皿のテーマなのでしょう。
まずは萩の花。
次に菊がきます。間には鳳凰と七宝のモチーフが。
五客のうち２枚ほど、約１ミリのふりものがあります。
焼き魚や白身魚のムニエル、ピザを取り分けても。
銘々皿として活躍してくれそうな七寸皿です。
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以上、お品物のご紹介でした。
気になるものがありましたら、ぜひお電話で一度お問い合わせ下さいませ。最近店頭で「ブログで見たあれ、ありますか～？」とご質問頂くのですが、すでに遅く……という場合もあります。
次回ブログの更新は、11日火曜日を予定しております。前回お知らせいたしましたが、来週より更新が月・木から火・金へと変更となります。どうぞよろしくお願いします。
それではまた！皆さまどうぞお体に気をつけて。
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