お知らせ


2011年3月31日木曜日

<特集> 染付の大皿たち(九寸~尺皿) その二

本日は三月最終日。 桜の開花が待ち遠しいこの頃です。


桜と言えば、吉祥寺の桜の名所、井の頭公園 です。
30日付けの井の頭公園の開花情報を見てみたところ、だいぶ開いてきているようです。
どうやら今週末には早咲きの桜が見られるのではないでしょうか。




____________________________


さて、今回は、前回月曜に引き続き、尺皿のご紹介です。
色絵も含めて3点ほどご紹介いたします!


















・染付 線描深皿 (江戸幕末 径約28cm 深さ7cm・16,000円)
※完売しました


江戸幕末に作られた、線描の細かい描き込みの染付皿です。深さがある使い勝手の良い形状です。丸紋には山水図と、竹、菊、梅、松の吉祥柄が描かれております。































___________________________




















・こうもり図 染付尺深皿 (径約29cm 深さ約6cm・小キズ有5,500円)
※完売しました


吉祥柄の蝙蝠(こうもり)と、蜘蛛の巣の紋様が描かれた、面白い染付皿です。見込には松竹梅、縁にも墨弾きで絵柄が描かれております。深さのあるたっぷりとした皿です。
縁の部分に少々ニュウがありますので、お値引きしております。




2cm程のニュウです。

















___________________________





















・竹林雀に紫陽花図 色絵輪花尺皿 (明治前期 径約30cm・6,500円)
※完売しました


最後は、色絵の尺皿ですが、珍しい輪花縁となっております。
周囲の窓絵は三種類あり、葵型のものには、青と紫の紫陽花と、上には蝙蝠が小さく描かれております。 扇形の窓絵には亀甲文様と竹林雀、最後の雪輪の窓絵には、川と二羽の鳥がいる風景画が描かれております。  
裏の染付の唐草紋様も大変綺麗で、見どころの多い色絵となって居ります。 お値段は手頃でお勧めの一品です。
















___________________________




★お知らせ★


 マガジンハウス発行の「Hanako For Men」Vol、4「僕のアジト」特集で、吉祥寺PukuPukuが掲載されております! 
 吉祥寺の掲載は2ページなのですが、目黒や恵比寿、三軒茶屋など都心のおしゃれスポットの「隠れアジト」を特集しております。女性購読者も多いそうですので、 面白いお店に興味の有る方は是非チェックして見て下さいね♪ 
(上のリンクの公式サイトより、無料立ち読みも可能です。) 




今回の商品紹介とお知らせでした。
ご要望、ご質問などお待ちしております。



★次回更新は4月4日(月) 新商品に合わせて、春向けの桜の絵柄の特集などしたいと思います! (来週には、吉祥寺の桜の写真もアップできるといいなぁ・・・) お楽しみに♪
  

2011年3月28日月曜日

<特集> 染付の大皿たち(九寸~尺皿)その一

今日の中道通りは、昼間は春先の装いの方も多く、温かい気候でした。


朝晩はまだ寒い日も続きますが、風邪など引かれませんようお気を付け下さいね。






さて、3月の更新も、残すところあと2回となりました。
まだまだご紹介したい素敵な商品がが沢山ありますが、今回と次回(3月31日)は、江戸時代中期~幕末に作られた尺皿をご紹介して行きたいと思います!

















尺皿といいますと、径が約30cmのものを言います。
見ごたえのある筆跡の染付のものから、繊細な線描きの物などございますので、お料理用だけではなく、飾り皿としてお使いいただけると思います。

______________________

















・菊図 染付尺皿 (江戸幕末 径約29cm・8,500円)
※完売しました

五つの大きな菊の花が描かれた、当時としてはモダンな絵柄の尺皿です。
裏は無地で、縁はやわらかい形状の輪花になっております。
また白の色が多い染付ですので、洋食器とも合わせて使って頂きやすいです。

















______________________




















・芭蕉図 染付尺一寸皿 (江戸幕末 径約33cm・6500円)
※完売しました

芭蕉の絵柄の染付の大皿です。 太い茎から伸びた葉が生き生きと描かれた、大胆な構図となっております。  
芭蕉の葉のモチーフは明治の印判皿になると、葉を重ねた幾何学的な描き方が多くみられるようになってきますが、このお皿のように、植物の姿をありのまま、大きな筆で描いた大皿ならではの迫力ある描き方が、芭蕉という植物の魅力を引き出していると思います。



















___________________________




















・松図 青磁輪花九寸皿 (江戸中期 径約26,5cm・15,000円)
※完売しました

こちらは江戸中期の器です。見込は染付で松の木と雲が描かれており、周囲の輪花の縁には青磁がかかっている美しい器です。 裏も青磁が続いており、高台中央には「大明成化年製」の文字があります。
















__________________________




















・うずら図 染付尺皿 (江戸幕末 径約29cm・12,000円)
※完売しました

地面に佇む鶉(うずら)の表情が大変可愛らしい尺皿です。表面に多少のふりものがございますが状態はよく、鳥好きの方にはお勧めの一品となっております。

















本日のご紹介でした!
次回更新も是非お楽しみ下さい。

★次回更新は3月31日(木) 今月最終更新です。
引き続き染付の尺皿を数点、その他ご紹介していきます。

2011年3月24日木曜日

<新入荷>青磁鉢三種 ・ 千鳥図なます皿 ・蓋茶碗 ・ 鯉図六寸皿 ・ 入隅長皿

3月も末ですが、昨日は東京でも雪がちらつきました。
 皆様にとっても暖かい日々が来ることを、心から願う毎日です。
 
 
 さて、 本日も商品が入荷しております。
 今回はお値段手頃なものが多いので、普段使いの器におすすめの商品をご紹介していきます!


 
 
 初めは、手捻りの青磁の鉢です。 大きさが大中小の三種類ございます。




















 ・手捻り青磁大鉢 (明治前期 径約17cm・900円)

 厚みのある手捻りの鉢です。手描きで絵付けがされておりますので、一枚一枚違った絵柄が楽しめます。 牡丹や菊など花の絵柄、上の写真のような海老の絵柄、またレンコンなどのお野菜の絵柄もございます。どうぞお手に取って選んで行かれて下さいね。 
 こちらが一番大きなサイズのものになります。お煮物などの器にお勧めです。




 













・青磁手捻り小鉢 (明治前期 径約11cm・700円)
  
 こちらが一番小さな物で、手のひらサイズの大きさです。和え物などの器に。お値段も大変お手頃となっております。


















・青磁手捻り中鉢 (明治前期 径約13cm・700円)

 こちらが真ん中の大きさのものです。お値段は小鉢と同じです。用途に合わせて使い分けて頂けると思います。



 千鳥柄も入荷いたしました! 



































・千鳥図紙刷印判なます皿 (明治前期 径約14cm・1,500円)
※完売しました

 見込みに千鳥が三羽飛んでいる、紙刷印判のなます皿です。藍の色が大変綺麗でお料理映えします!桜と七宝紋様のような幾何学の紋様も、大変可愛らしい器となっております。 



































・輪繋ぎ図染付蓋茶碗  (明治後期~大正 径約11,5cm 高約9cm・1,300円)
※完売しました

 染付の藍と、茶色の釉薬で輪繋ぎの文様が描かれた、モダンな蓋茶碗です。口縁はドットで囲まれています。温かみのある、茶色の色合いが、お料理を一層美味しくさせてくれます。

 































・鯉図染付六寸皿 (大正~昭和戦前 径約18cm・800円)

 吹き墨の鯉の絵柄のお皿です。左上の滝に向かって、鯉が果敢に昇っていく様子が描かれています。

 この、「鯉の滝昇り」は立身出世祈願として、日本では江戸時代より愛好されて来た絵柄ですが(商売繁盛を願って入口に飾ってあるお店もありますね。) これは中国故事からの由来で、流れの早い川を昇った鯉は、登竜門をくぐり、天まで昇って龍になる、と言われていたところから来ているそうです。 
 このお皿の鯉は、りっぱな龍に姿を変えることができるのでしょうか?
  





































・ねじ紋 紙刷印判入隅長皿 (明治前期 横約21cm・2,500円)
※完売しました

 使い勝手の良い大きさの長皿です。四方に向けたねじ紋の中には宝づくしの絵柄があり、周りには丸紋の中に梅と松の絵柄と、丸福と丸寿の文様・・・と、楽しい絵柄の器です。
 深さも有りますので、煮つけなどにもお使いいただけるお皿です。




 今回のご紹介でした。

★次回更新は3月28日(月)です。
 今月も残り二回の更新となりました。新入荷商品沢山ご紹介していきます★

2011年3月21日月曜日

<新入荷>水龍図染付鉢、蕪図なます皿、脚付き向付

三連休最終日。
 東京は雨の休日となってしまいました。
 休日賑わう吉祥寺 中道通りも、今日はあまり活気がありません。
 皆さんお家で過ごされているのでしょうか??
 そんなお家ごもりをされていらっしゃる方も、ぜひ当ブログで商品をチェックして下さいね。

 本日より、新入荷商品のご紹介を再開致します。
 かわいい絵柄の物もあり、おすすめです。











・水龍図 染付 大鉢 (江戸幕末 径約22cm・高約9cm・9,500円)
※完売しました

 水龍(みずりゅう)図の厚みのあるしっかりとした造りの大鉢です。
 お煮物をたっぷり作られた時に、どっかりと盛れます。

 そして、特筆すべきはこの水龍の愛くるしさ。
 手描きの為、それぞれ表情も微妙に異なるので、
 好きな顔の水龍を見つける楽しさがそこにはあります。






・ かぶ図 染付 なます皿(江戸後期 径約14cm・高約4cm・4,500円)

 やわらかいタッチで描かれたかぶに心和むなます皿。
 そのまんまですが、かぶのお漬物を入れたくなります。
 もちろん、スープやお鍋の取り皿にも。
 使いやすい大きさです。 








・ 鶴図 染付 脚付き向付(明治後期~大正 径約12,5cm・高約8cm・3,800円)
※完売しました

 一見、盃洗と思いきや、脚付きの向付です。
 側面には鶴が飛び、高台の脚元には千鳥が飛び、見込みには鴨が飛び・・・と
 鳥好きな方にはたまらない一品であります。
 どこかのんびりとした鶴の表情がまたかわいいです。
 果物やプリン、アイスクリーム等を入れて、デザート皿にしてはいかがでしょう?


 ★次回更新は今週3月24日(木) 新商品紹介致します。 ぜひお楽しみに★

ブログ アーカイブ