お知らせ


2011年7月28日木曜日

<新入荷>九谷染付小皿 ・ 折鶴図蓋茶碗 ・ 盃と盃台セット



本日は曇り空。西公園の花壇にはカラフルなポーチュラカと、日々草が咲いています。
どちらも、夏場の炎天下でも元気に咲く花だそう。
これから来る8月の真夏日を、一緒に乗り越えようと思います!


まずは、休業日のおしらせです。
8月は休業日を多く取らせて頂きますので、宜しくお願い致します。

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<臨時休業のお知らせ>

     8月2日(火)、15日(月)、16日(火)

※上記以外のお休みは、通常通り毎週水曜の定休日です。
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宜しくお願い致します。
さて、ガラスの鉢が多く入荷しております!


昭和戦前に活躍した、温かみあるプレスのガラスの鉢たちです。
御素麺に、サラダに冷菜に、果物を入れていても涼しげで素敵な器ですね。
・ガラス鉢 各種 (昭和戦前 径約18cm~21cm  2,800円~)
※すべて完売しました

・フルーツ柄 ガラス鉢(靑) 3,300円
(昭和戦前 径約21cm 高約6,4cm)
※完売しました

浅めで大振りな鉢です。亀甲のパキッとした面取りも涼しげ。
見込みにはアールデコのラリック風の柿、苺、葡萄の絵柄、人気のフルーツ柄のおすすめ品です。


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新入荷のおすすめで、染付の九谷の小皿です。



・染付 鳥図小皿 1,300円
(明治後期~大正 径約12cm 高約2,6cm )
※完売しました

手描きの染付小皿です。草むらに立つ小鳥(尾長鳥のような?)に、桜草が描かれた上品な絵柄です。
手描きならでは、鳥の表情や花の描き方も一枚一枚違いがあります。




裏には「九谷」の銘。
側面は花と唐草の紋様があり、こちらも手描きです。
縁はうっすらと口紅(鉄釉の茶色い縁取りをいいます)があり、少し丸みのある小皿です。



きりっとした表情の小鳥。羽根や体毛もしっかり描かれてますね。


































使用頻度の高い小皿です。是非枚数合わせてご利用くださいませ。


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・若松に折鶴図 染付蓋茶碗 1,300円
(明治前期 径約10,6cm 全高約8,5cm)
※完売しました

前回の盃台に続き、折鶴の絵柄のご飯茶碗です。
優しい藍の染付に、金彩が品よく絵付けされた、普段使いしやすい器です。





見込みにはちょこんと折鶴が。
みなさん一度は作ったことがあるのではないでしょうか?
折鶴がこの形の絵柄で初めて文献に現れたのは江戸時代、元禄(げんろく)の終わりに出版された書物『當流七寶(しっぽう) 常盤ひいなかた』という雛型本で、その「落葉に折鶴」という項に、着物の模様として描かれているそうです。















女性の手のひらに馴染む大きさ。
土の手触りも気持良い!ずっと持っていたいようなお茶碗です。
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こちらは夏向けの図替わり、ヒトデ柄です。



・ヒトデ図 図替わり印判いげ皿 2,800円
(明治後期~大正 径約18,5cm)
※完売しました

六寸のいげ皿で、ヒトデが並んで描かれた珍しい印判です。
縁のいげの部分の色合いが濃く、ヒトデの上下で藍と白色が分かれているので全体的にくっきりとした印象です。
図替わりですのでお値段はちょっと高めです。


高台には特に銘はなし。

















踊るようにならんだヒトデが面白い!
再生能力の高い生き物です。腕の一本くらいはすぐ生えてくるそうですが、まっぷたつになるとそのまま二匹に分裂するとか・・・。




















一見すると流れ星のよう!!(笑)
ケーキ皿などにおすすめ。
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先日のビックサイトの記事でも少しふれた、こちらの器もご用意致しました。



・鳳凰図 染付盃と盃台セット 2,200円
(明治後期~大正 盃の径 約6,5cm 全高 約7,5cm)
※完売しました

エッグスタンドのような形の、珍しい盃と盃台のセットです!
上の部分が盃になっており、ひっくり返して下の受け台にはめて使います。
飾っておいても可愛らしい、舶来物のようなデザインの和食器です。






盃は薄い作りですが、台の作りはしっかりと厚く、乗せた時に安定感があります。
ひょろっとした鳳凰も、愛嬌ありますね。
印判手のようですが、細かな手描きの染付なのも注目です。
















在庫少なめです。お早目に。






本日のご紹介でした。
次回は8月1日(月)となっております。新入荷も多くご用意しております。
お出かけの際には日傘等暑さ対策をお忘れませんように。

2011年7月25日月曜日

<特集>江戸後期~明治前期の盃台<新入荷>染付蓋茶碗

夏日の続く週末でしたね。




まずは、ビッグサイトの骨董ジャンボリーが無事に開催終了いたしました。
アーリーバイヤーズデーを含む3日間、本店の「古美術福重」のブースには多くの方にお立ち寄り頂くことができ、大変盛況の催事となりました。


ご来店、ご来場下さいましたお客様、暑い中本当にありがとうございました!


気に入った器、アンティークのものたちに出会えましたでしょうか?




こちらの写真は、初日の会場の様子です。


古美術福重ブースは、古伊万里の器を初め、鉢物、大皿などの一点もの、手頃な印判皿に染付の蓋茶碗、猪口などなど・・・数を揃えてご用意しておりました。


初日は1時開場でしたが、ホールの外には昼前から並ぶ方々も。



さて、開店です!
どっとくる人の波。お目当てのお店に向かわれるようです。
そのなかでちょこっと立ち寄って下さる方、何度かお立ち寄られてじーっくりと悩まんで決めていく方、いろんな方がいらっしゃいました。

催事の度に必ずお立ち寄り下さる常連の方や、本店、吉祥寺店でお会いする方々の姿も見られ、なかなか忙しい一日でした。



手前のエッグスタンドのような器。これは盃と盃台!
上部をひっくり返して下の受皿にはめて使うお洒落なうつわです。
 
人気の印判小皿も、いろいろ持ってきていました。




















大皿、鉢物、ガラスの器。
最右はビール瓶、ですがラベルには「パパイヤジャム」とあります。
(戦前の当時、瓶を使いまわしていた商品だそう)


会場の様子も少し。












この日の為に!!と、大きなカートを引いてお買いものされていく姿もちらほらと・・・。
お店とは違い、催事の雰囲気はまるでお祭りのようです。
楽しんで買い物されていく姿が沢山見られ、嬉しい限りです。


暑い中、3日間本当にお疲れ様でした。


(次回は来年1月開催予定です。)


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さて、吉祥寺PukuPukuに戻ります。
店内ではただいま「盃台」が並んでおります。


本日こちらをご紹介させて頂きます。




盃台(はいだい)とは、名の通り盃をのせる台です。
現在あまり見慣れない器ですが、宴席で酌み交わす大ぶりな盃を乗せて使っていました。
それぞれ、お酒を一層美味しく見せる工夫が凝らされています。 
大きさや形状も種類豊富で、細かな装飾のあるものから、シンプルな染付のものなど、個性豊か。

飾って頂くだけでも素敵な器ですが、花器にされたり、キャンドルスタンド、コーン型の香立てなどにも使っていただけます。
本来の用途である盃や小さな器をのせて、珍味やお菓子などのせてみたり。
落としの器を入れて、薬味やスパイスを入れてみたり・・・などなど。
アイディアひとつでいろんな用途の器になりそうです。



まずは、時代の古いものと、珍しい幾何学紋の二点です。

左・・・山水図 青磁盃台 7,500円 ※完売しました
(江戸後期 径約11,5cm 高約6cm 口径約3,7cm)

右・・・幾何学紋 染付六角盃台 12,000円 ※完売しました
(江戸幕末 径約13cm 高約8cm 口径約4,2cm)




時代感のある渋い青磁に、丸みのある胴部が印象的な器です。
菱紋のなかには三方に山水などの風景画があります。


花瓶にされると、赤いお花が映えそうです。


こちらは六角の形に、幾何学紋がおしゃれな盃台です。
すらっと高めな作り。グラデーションの足元の藍の色も涼しげです。



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作りの似た、明治前期の小ぶりな二点。


左・・・植物図 染付透かし盃台 3,800円 ※完売しました
(明治前期 径約10cm 高約4,6cm 口径約3,8cm)

右・・・牡丹図 染付透かし盃台 各3,800円
※完売しました
(明治前期 径約9,4cm 高約4,4cm 口径約3,8cm)

 明治前期の盃台です。
ほぼ同規格ですが、左の植物図のもののほうが若干縁に厚みがあります。
口の部分の透かしも美しい。牡丹図の方がひとつひとつが少し細いです。


















ペアで揃えてキャンドル立てや、塩と砂糖の調味料入れ等にも。


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こちらは値段手頃な江戸幕末の盃台たちです。


左・・・山水図 染付盃台 4,500円
(江戸幕末 径約10,6cm 高約6,5cm 口径約3cm) 
※完売しました
シンプルですが、山水の描き方など達筆で、すらっとしたフォルムに合った涼しげな絵柄です。


右・・・瑠璃に金彩盃台 4,500円
(江戸幕末 径約11cm 高約5,2cm 口径約4,1cm)
※完売しました


金彩の華やかさもありつつ、落ち着いた瑠璃の色合いが綺麗な盃台です。輪花縁で凝っています。 







































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最後にもう一点。
こちらは明治時代の器で、変わった絵柄です。



・折鶴と若松図 染付盃台 5,500円
(明治前期 径約11,5cm 高約8,7cm 口約5,3cm)※完売しました

本日ご紹介の盃台の中では一番おおきなものです。
首をかしげた折鶴と、柔らかそうな若松が散りばめられております。



盃を乗せる受皿の部分が丸く厚みがあります。
アロマキャンドル、オイルなどに使われても良さそうですね。


盃台の魅力、是非じっくりと見て行かれて下さいね。
以上、今回の特集でした。

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 新入荷より、人気の蓋茶碗がはいりました!




・竹林図 染付蓋茶碗 2,500円
(江戸幕末 径約10,5cm 高約7,2cm)
※在庫わずか

三方に立縞紋様、間には竹林の絵が描かれた蓋茶碗です。
薄い作りで、しっとりと手に馴染む形です。



呉須の淡い色合いと、くっきりとした絵柄のコントラストが魅力的な一品。

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・窓絵に山水図 染付蓋茶碗 1,500円
(江戸幕末 径約11cm 高約8cm)
※完売しました

ぶりが大きく、藍の発色が明るく鮮やかな蓋茶碗です。
窓絵の他の部分は花を抽象化した紋様で埋められています。

デザートをよそっても良さそうな涼しげな色合い、お値段も手頃でおすすめ。



縁周り1、5cm程この藍の絵付けがあります。
(菊の花、でしょうか?)
見込みは無地で一見シンプルですが、この縁があるお陰で白地が活かされ、魅力ある器になっています。

山水図もいい味出しています。




本日のご紹介でした。
ちょっと長くなってしましましたが、読んで下さりありがとうございました。

次回は7月28日(木) 7月最後の更新となりました。
新入荷の器をご紹介予定です。
暑い日々ですが、どうぞご自愛くださいね。

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