お知らせ


2012年6月29日金曜日

<新入荷>千鳥図角皿(大正~昭和戦前)/鉢(明治後期~大正)/千鳥柄煙草盆セット・金魚図6寸皿(昭和戦前)・色絵向付/6寸皿(明治前期)・蒔絵椀5Pセット(明治後期~大正)


皆様、こんばんは。
いつも当店のブログをご覧くださいまして、誠にありがとうございます。

つい先日、ご近所で爽やかに咲き誇る朝顔を見かけました。
澄明な朝顔の花を目にすると、心が洗われる感じがいたします。




江戸時代にブームが起こり、品種改良、交配が進んで、
多種多様な品種が作り出された朝顔、
原種の花色は、薄い青色だとか。

花言葉は「あなたに私は結びつく」、
夏を目前にドラマチック!ですね。




こちらは昼顔ですが、
朝顔は昼間が短くなるにつれて花芽をつける短日植物であり、
夏休みの間に数多く花を咲かせたい場合は、
「夜きちんと暗くなる場所」に置くことがポイントです!


…梅雨の晴れ間の日差しがまばゆく美しいこのときに、新入荷のお品物続々入荷中の3店舗に、皆様ぜひお出かけくださいますよう、スタッフ一同、心よりお待ちいたしております。

また、今月から吉祥寺PukuPuku西公園前店・中道通り店は定休日がなくなりました。水曜日もOPEN!皆様、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

尚、国分寺の本店、古美術福重はこれまでと同じく月曜定休を頂きますが、誠に勝手ながら、7月は全火曜日を臨時休業いたします。何卒よろしくお願いいたします。

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本日最初に大人気の千鳥柄のお品物を3種、ご紹介してまいります。


色絵千鳥図輪花角皿
1客 1,800円
大正~昭和戦前
縦横約20×23,5㎝・高さ約3
※完売しました


見込みにはほのぼのとしたタッチで、波千鳥が文様化されています。
ぷっくりと愛らしい千鳥です。
ところで、波千鳥は「夫婦円満」、「家内安全」を表す縁起柄です。




」を世間にたとえ、
「大波も小波も一緒に乗り越えていきます」ということでしょうか。
こちら結婚祝いにも喜ばれそうですね!



縁文様も魅力的!




桐葉とともに描かれたのは、エ霞に松竹梅でしょうか。



そしてお隣では色使い絶妙に菊花が愛らしく



波千鳥を引き立てます。



大人気の千鳥柄、在庫薄のため、お早めにどうぞ。

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銅印判千鳥図鉢
1客 3,800円
明治後期~大正
径約22㎝・高さ約7,5
※完売しました

何かと重宝な鉢の千鳥柄が入荷しました。
夏らしく爽やかな雰囲気です。


こちらの見込みには波千鳥がシャープに文様化されています。



千鳥は「千鳥=千取り」という語呂合わせで、
「勝運祈願」や「目標達成」の意匠としても使われてきました。
受験生のいらっしゃるご家庭にご利益があるかもしれません。


縁文様には流水に菊、
菊の水は不老長寿の水といわれ、菊と水は瑞祥の文様とされます。


裏を返すと椿に唐草文様が3ケ所に入ります。


日本に昔から伝わる文様には、身近な人の幸せを祈って、
その人が普段使うものに願いを込めたものがいくつもあり、
昔の日本人はなかなか粋だなと思います。


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千鳥柄煙草盆セット
6,500円
(大正
※完売しました


千鳥柄が続きます!


煙草盆は「莨盆(たばこぼん)」の字を充て、煙管を添える形で、
正式の茶事の道具として使われ、
その際、灰吹きは一会ごとに取り替えられます。


煙草盆は元来、煙管、煙草入れ、火入れ、灰吹きといった、
喫煙具一式を収めた盆ですが、古道具として人気があります。




こちらの煙草盆のサイズは縦横約19㎝×25㎝、高さ約9,5㎝で、
CDおよそ23枚の収納が可能です。



現代の生活の中ではお見立てで、調味料やリモコンなど、
細々したものをすっきり収納するのにいかがでしょうか。




こちら、おそらく桑材ではないかと思われます。
昔の指物なので、作りがとても良いです。




水辺で浮遊する様子が透かしになっており、



誠に愛らしく、


品よく、お楽しみ頂けます。




付属の火入れのサイズは径約11,5㎝・高さ約9,5㎝です。
火入れは煙草盆の中に組み込み、
煙草に点ける火種を入れておく器ですが、
鉢カバーやペン立てにされても。




青磁の発色美しく、龍と宝珠が柔らかい線で周囲を巡ります。




同じく付属の竹製灰吹きのサイズは径約4㎝・高さ12,5㎝で、



桑材と思われる蓋付きのケースに入っております。


灰吹きは「灰筒」ともいい、煙管の灰を落とし入れるための竹の筒で、
一服後に煙管の雁首を下に向けて、灰吹きの横にコツンと当て、
吸殻を落とすという仕組みですが、




用材としては、こちらの焼き印に見られるように、
静岡県(丸子付近)の吐月峰の竹が使用され、
これで製した灰吹き自体を「吐月峰」と呼んだとも。
淡竹は割れやすいため、真竹を用いるそうです。

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続いてご紹介するお品物は、
大人気の金魚柄の、こちらは6寸皿でございます。


金魚図6寸皿
1客 1,300円
昭和戦前・統制番号有り
径約19㎝・高さ約3
※完売しました


優雅に泳ぐ金魚の姿がなんとも涼しげで、品よくまとまっています。


青磁の発色美しく、裏返すと、




高台内には岐阜県で焼かれた製品であることを示す統制番号が。




中国では古くから、「金魚は幸運と富を招く魚」といわれ、
縁起の良い魚です。



大人気の金魚柄、在庫薄のため、お早めにどうぞ。

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お次に、明治前期の華やかな色絵のお品物を2種、ご紹介します


色絵青玉文向付
1客 1,800円
明治前期
径約8㎝・高さ約7,5
※完売しました


形、絵柄、色合いとともに丁寧につくられた上手ものです。




大ぶりなサイズは多様使いに活躍します。




華やかな色使いのなかで、染付の藍がどっしりと主張をしております。




裏銘には大明成化年製、




口縁部は細かな輪花となっており、
さらに内側には染付で描き込みもあり、華やかで洒落ています。
在庫薄のため、お早めにどうぞ。


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色絵梅の木図輪花鍔縁7
1客 3,800円
明治前期
径約21㎝・高さ約3,5
※完売しました



帽子のひさしのように横に張り出した鍔縁のフリフリが誠に愛らしく、



梅の木に華やかな赤がたっぷり施され、可愛らしい表情であり、



変化に富んだ、凝った画面構成も見逃せません。



梅の木に、山水図に、こちらは紅葉でしょうか。
お楽しみ要素満載です。




華やかな上手もの同士を組み合わせて頂いても素敵です。


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本日最後に職人のセンスに脱帽な蒔絵椀をご紹介します。



蒔絵魚介図吸物椀
5Pセット 6,000円
5Pセットのうち、2客の身に小キズ有り
(明治後期~大正)
   蓋径約12㎝・高さ約3     
身の径約12,5㎝・高さ約5
※完売しました


個性的で斬新な絵柄には目を見張ります!!




蓋には、魚介類が盛り込まれており、
こちらは大型肉食魚で、京都では高級食材として扱われるハモ、
暑い季節に長いものを食べると精力が付くとして、鰻とともに、
夏の味覚の代表的なものとして珍重されます。



こちらは伊勢海老でしょうか。




そして烏賊!が大胆に長い脚をくねらせています。



蓋を開けると、蟹!


豪華ラインナップですね!


さらに側面には魚の親子でしょうか。
生き生きと、盛りだくさんに、粋な仕上がりとなっております。
こちらのような強い印象を受ける独創的な組み合わせの蒔絵椀には、
なかなか出会えないのではないでしょうか。



残念ながら、5客セットのうち、1客の身にこちらのような小キズが、




別の1客の身にこちらのような小キズがございます。


5客のうち、このように2客にキズがありますので、
3客分のお値段のつもりで値付けしておりますので、
お買得のお値段だと思います。


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以上、本日のお品物のご紹介でした。
いつもブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。
次の更新は7月3日(火)となります。
今後も話題豊富に新入荷のお品物をいち早くご紹介してまいります。

トトちゃん(♀、7才)


お問い合わせはお気軽にどうぞ。
吉祥寺PukuPuku西公園前店
0422-27-5345

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