お知らせ


2013年12月27日金曜日

2013・12・27<お知らせと新入荷>江戸期の蒔絵椀5客組と筆筒3種と吉祥の鉢/盃洗4種

こんにちは、吉祥寺PukuPukuでございます
とうとう2013年最後の更新となりました。
今年もいよいよ残りわずか、心忙しい年の暮れを迎え、
吉祥寺の街は朝から大変な賑わいを見せております。
本日、まずはお知らせから。

[吉祥寺PukuPuku年末年始の営業日]
 西公園前店・中道通り店共に、
2013年は12月30日まで、新年は1月4日(土)から休まず営業いたします。
11:30~19:30
年明けの4日から、新たにお品物をご用意しておりますので、
初買いにぜひ足をお運びくださいませ。
新年最初のブログ更新は、1月7日()を予定しております。

[骨董ジャンボリー出店のお知らせ]
2014年1月10日(金)、11日(土)、12日(日) 
10:00~17:00
東京ビックサイト東1ホール
毎年のことながら年明け早々、骨董ジャンボリーに参加いたします。
全国から500の業者さんが集まる骨董のお祭り、骨董ジャンボリー。
和骨董、洋骨董、玩具など一日で見きれないほどの規模で、
三日間かけて見て回られるお客様も多くいらっしゃるほど。
ブースはB14古美術福重で参加しております。

[世田谷ボロ市出店のお知らせ]
2014年1月15日(水)、16日(木)
9:00~20:00
年末年始のボロ市は独特の雰囲気で、丸一日いても飽きません。
こちらも店主が皆様のお越しをお待ちしております。
区割り番号は276番
代官屋敷通りの大型ドラックストア―の前となります。

骨董ジャンボリー、世田谷ボロ市では、
初お目見えの品も多数ございますのでぜひお立ち寄りくださいませ。

※尚、吉祥寺PukuPukuは西公園前店、中道通り店ともに、
骨董ジャンボリー、世田谷ボロ市開催中も通常営業いたしております。



今朝も吉祥寺PukuPukuでは新入荷のお品物がドカンと入りました。
西公園前店から、本日もその一部をご紹介してまいります。
来るお正月に向けて、どうかご検討ください。
お電話によるお問い合わせ、地方発送も随時承っております。
本日はじめにご紹介するのは江戸期の蒔絵椀。


金銀蒔絵大根芹蒲公英図吸物椀
5客組 14,000円
5客組のうち1客の身にノミホツ有り 
(江戸時代)
径約12㎝・高さ約8,5㎝
※完売しました
店主曰く、こちら、その共箱さえございませんが、
これまで見てきた年号記載の共箱入りの類品から推察して、
江戸中期~後期にかけてのもの。


このような上手の江戸期の蒔絵吸物椀には、
なかなか出会えるものではありません。


残念ながら五客組のうちの一客の身に、
このような極小さなカケがございますが、
江戸時代の蒔絵の粋を堪能していただける一期一会です。




蓋部正面、しなやかに幾重にも繰り返される線とともに、
二股大根、芹、蒲公英(タンポポ)と、


本体身にかけて、蕪。
吉祥図案に精緻な金銀蒔絵が施されております。


蓋を開けるとそこには菊花でしょうか。優美です。


凛とした気品を発する、江戸時代の優品が入りました。

☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345
OPEN  EVERYDAY 11:30~19:30



本日つづいてご紹介するのは筆筒を3種。

文房具として、筆を入れておくための容器である筆筒。 
書家や画家も使うため、用途によって大小さまざまな大きさがあります。
陶磁器・漆・竹・木製など材質の種類も大変豊富です。


色絵丸文筆筒
5,500円
(明治前
口径約5㎝・高さ約8,5㎝
※完売しました

薄緑のうつくしい色彩に心和みます。
リズミカルに配された丸文に描かれたのは染付による松竹梅と福寿の文字。
色絵によるデフォルメされた花二種。


筆やペン以外にも小物を入れたり、
そのまま置いてお部屋のインテリアに。
あるいは花器と見立て、お花を飾っても素敵です。
箸立てとしても使えます。

☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345
OPEN  EVERYDAY 11:30~19:30


瑠璃釉筆筒
4,500円
(江戸後
径約5㎝・高さ約10㎝
※完売しました

江戸後期らしい瑠璃釉の上品で奥深い発色をお楽しみください。

☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345
OPEN  EVERYDAY 11:30~19:30


染付福寿文字文筆筒
4,500円※ノミホツ有り
(江戸後
径約6㎝・高さ約9,5㎝
※完売しました

口縁部に極小さなカケがございますが、
店主曰く、こちら滅多にお目にかかれない一期一会です。



「福」も「寿」も、吉祥をあらわす代表的な文字。
棒縞に濃淡を効かせており、現代において尚モダンな画面構成です。


緑との相性抜群です。

☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345
OPEN  EVERYDAY 11:30~19:30


本日つづいてご紹介するのは幕末伊万里の色絵の器を2種。


色絵丸文盃洗
13,000円
(江戸幕末)
径約15㎝・高さ約11㎝


盃洗の見込みいっぱいに、丸くデザインして配されたのは、





中国から伝わった吉祥文様、蘭の四君子文に、
松と牡丹をくわえた、この上なく誇り高き布陣。

赤絵具の発色が非常に鮮やかで、意匠中のアクセントとなっております。


盛りこめる限りの植物吉祥モチーフが盛りこまれております。
描線おだやかな愛らしい表情をご堪能ください。
慶祝の器として、お正月にいかがでしょう。

☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345
OPEN  EVERYDAY 11:30~19:30


色絵宝珠文鉢
12,000円
(江戸幕末)
径約18,5㎝・高さ約8㎝
※完売しました

ユニークな構図のなかで、目に飛び込んでくるこちら。
如意宝珠―何でも意のままに願いを叶える宝、宝珠。
密教の法具であり、丸くて先が尖っており、
その先端と両側から火焔が燃え上がっているのが特徴。


裏柄にかけて、描き込まれております。


ふたつ重なる変型窓絵に描かれたのは山水図と器物文。
書斎に文房を飾る文具へのこだわりは煎茶流行の影響でしょうか。


山水図を構成するのは手前に家屋、岩に木、帆掛け船、遠くに見える山。
口縁部のクロスステッチのような描き込みや、


変型窓絵を縁どる幾何学文様とそこに挿した上絵の具の組み合わせ等秀逸。


華やかさをつたえるのは余白を埋め尽くす幕末伊万里らしい線描きもまた。


サイズも大きすぎず、小さすぎず、丁度良い位だと思います。
お正月に、ぜひどうぞ。飾られても素敵です。

☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345
OPEN  EVERYDAY 11:30~19:30

本日最後にご紹介するのは明治前期の鉢を2種。


色絵三方に瓢箪図大鉢
15,000円
(明治前期)
径約25㎝・高さ約9,5㎝
※完売しました

見込みには威風堂々と花の王、牡丹。
そのまわりに四方襷文をめぐらせ、


縁文様には三方に瓢箪とデフォルメされた牡丹!
瓢箪にはいくつものおめでたい意味があり、
多数の実をつける性質から「子孫繁栄
瓢箪六個で「無病息災」
豊臣秀吉の馬印となった瓢箪の逸話から「負け知らず」
徳利瓢箪の登場する伝説「養老の滝」から「延命長寿」等。


裏柄にかけて同絵柄がふたたび華々しくお目見えします。


明治前期の上手物らしく、高台は二重高台。盤面を傷つけません。
ハレの日の雰囲気を盛り上げます。

☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345
OPEN  EVERYDAY 11:30~19:30


染付牡丹図鉢
7,500円
(明治前期)
径約27㎝・高さ約10㎝
※完売しました

染付の青一色による華やかな世界。
見込みには花の王、牡丹を中心に桃、梅、菊と吉祥植物が一堂に会します。




四種が組み合わされて優雅。
さらに濃く強く発色した明治前期らしい染付の青色が、
盛り付けるものをうつくしく引き立てます。


深鉢に付いた鍔縁(帽子のつばのように外側へ折り曲げた縁)には、
四分割の二方交互に花をあしらった格子文様と、
白抜きされた唐花と唐草文様が充填されております。


裏柄は二方に菊。蝶が遊んでおります。


海の幸、山の幸を存分に。
新年を寿ぐ盛り鉢にいかがでしょう。

☎吉祥寺PukuPuku西公園前店 0422-27-5345
OPEN  EVERYDAY 11:30~19:30

以上、新入荷の一部をご紹介いたしました。
店内ただ今種類豊富にご用意しております。
是非吉祥寺PukuPukuへお越しくださいませ。








最後まで吉祥寺PukuPuku西公園前店のブログをご覧くださいまして、
ありがとうございます。

2010年9月にはじめて皆さまのお目にかかった吉祥寺PukuPukuも、
2011年に新店舗・中道通り店をOPENし、
ご常連様をはじめ、たくさんのお客様のご来店を日々いただいておりまして、
末筆ながら、改めて厚く御礼申し上げます。

佳き器との出会いがありますよう、吉祥寺PukuPukuスタッフ一同、
2014年も努めてまいります。何卒よろしくお願い申し上げます。
それでは皆さま、どうぞ良いお年を!
吉祥寺PukuPuku西公園前店
明治時代の色絵通り物も入荷しております。
(なます皿・大なます皿・8寸皿)
吉祥寺PukuPuku中道通り
種類豊富、大量入荷の漆器が大好評です(500円~)。

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